血流状況の悪化による髪の栄養分不足
頭蓋骨の成長による血流の悪化
一般に薄毛の人の頭皮部分の温度は、そうでない人に比べて 1-2度低いといわれている。
これは、薄毛の人は頭皮付近の血行があまり活発でないために温度が低くなってしまうからである。
頭蓋骨の成長
一般的に男性の場合、頭皮の成長はだいたい20歳過ぎに止まるが、頭蓋骨の成長には個人差があり、中年の頃まで頭蓋骨が成長し続ける人もいる。
このような人は、頭蓋骨が成長していくにつれて、徐々に頭皮が引っ張られる状態になり、頭皮付近の血流が阻害されてしまう。
このような状態になると、血液の循環によってもたらされる髪の成長栄養分が十分に行き渡らなくなり、髪が成長サイクルを全うする前に抜け落ちてしまう。
頭蓋骨が成長過剰の人の特徴
頭蓋骨が成長過剰の人は、おでこの部分が前や横に張り出していたり、あるいは、眼・眉間の上あたりの骨も張り出している。
このような人は、特に前頭部が薄毛になることが多いようである。
有名人でもこのような特徴が見られる人がいる。
女性の場合は
男性の場合には、頭蓋骨の成長が中年期まで続くことがあるのに対して、女性の場合には、女性ホルモン(エストロゲン)に骨格の成長抑止作用があるために、頭蓋骨の成長は20歳前後で止まる。
頭蓋骨の成長に起因する薄毛への対処法は?
残念ながら、頭蓋骨の成長具合のアンバランスは、遺伝によって引き起こされるようである。
いずれにしても、大きく成長した頭蓋骨を小さくすることは不可能であるので、引っ張られて緊張している頭皮部分をこまめにマッサージするなどして、血行を良くすることくらいしか対処法はない。
ストレスによる抜け毛
ストレスは抜け毛の大きな原因
ストレス、特に慢性的なストレスを感じていると、抜け毛が多くなる。
その理由は、ストレスが溜まると筋肉が収縮して、血管が細くなり、血液の流れが悪くなり、毛根に栄養が行き届かなくなってしまうからである。
脱毛症の種類のひとつである、円形脱毛症の原因は謎と言われているが、これもストレスが原因と言われているので、なるべくストレスを抱え込まないよう、生活を改善することが大切である。
ストレス以外の抜け毛の要因
ストレス以外の抜け毛の要因としては、髪の成長に必要な栄養素の摂取不足 (髪の毛は、18種類のアミノ酸を中心とした成分から成っている。) 、紫外線の浴び過ぎ、ドライヤーのかけ過ぎ、シャンプー後のすすぎ不足などによる頭皮部分の荒れなどが挙げられる。