男性型脱毛症を防ぐ対処法ランキング
日本皮膚科学会発表の男性型脱毛症を防止する方法ランキング
育毛成分推奨度資料
日本皮膚科学会は、2010年4月、「男性型脱毛症診療ガイドライン」を発表した。
このガイドラインは、男性型の脱毛症に効くと宣伝されている、いくつかの育毛成分および植毛技術に対し、臨床実験の結果に基づき、科学的根拠があるものを選び出し、効果を判定したものである。
ガイドラインによると、男性型の脱毛に対して、強く勧められる (育毛効果が十分認められる) のはミノキシジル (大正製薬・リアップ) とフィナステリド
(プロペシア、フィンペシア) の2種類の成分であった。
ただし、フィナステリドは、女性が服用すると危険である。
また、自毛植毛は、術後の毛髪生着率が高いので、十分な経験と技術を持つ医師が手術を行うのに限り、科学会は推奨している。
対して、人口毛植毛は、FDAが人口毛を有害器具に指定しており、また日本国内でも多くの有害事象が報告されていることもあり、行わないことが望ましいと報告している。
その他の成分、t-フラバノン・アデノシン・サイトプリン ペンタデカン・ケトコナゾールについては、臨床実験においては高い効果を示しているものの、実験の数が少なく、十分な根拠とするには足らないとして、「考慮してもよいが、十分な根拠がない」というC1ランクに指定されている。